安曇野わさびの歴史と起源
安曇野市一帯は、北アルプスの雪解け水が伏流水となり、安曇野市穂高、明科、豊科地区で湧き出している。この豊富な湧水を生かし、約100年前に現在と同じ方法でわさび栽培が始められた。
「安曇野わさび」は明治初期、梨畑の間の水路にアルプス山中の野生わさびを植えたところ、立派なわさびがとれたので広まっていったとされています。JR篠ノ井線、JR中央線開通により東京への出荷が可能になったため、豊富な湧水に恵まれた適地として栽培が拡大し、栽培面積、生産量を急激に増やしたことで大正時代(20世紀初頭)に大規模に開発され産地形成が完了。主要特産物として認められ発展してきました。栽培当初から、豊富な湧水による平地式栽培と厳しい気候により安曇野わさびの特徴である強い辛みと香りが守られてきました。